為替レートの変動の見方を解説します。
景気が好調なA国では企業の業績も伸びます、するとそれを期待してその企業の株価は上昇します。
それを狙って海外マネー(B国マネー)もA国に流入してきます。
すると、B国通貨売り、A国通貨買い、という現象が起こり、A国通貨高、B国通貨安となります。
例えば、自動車会社が外国に自動車を輸出する時、相手から受け取る代金は通常、その国の通貨で受け取る事になります。
自動車会社の輸出が好調な場合、多くのドルが日本に入ってきます。
しかし、自動車会社はドルのまま現金を保有しておいても仕方がない為に、そのドルを為替市場で円に換金します。
すると、円買いドル売りとなり、円高ドル安という現象を生みます。
つまり、輸出企業が好調な業績を上げている場合、その国の為替レートが高くなるという傾向があります。
金利差によっても為替レートは変化します。
金利が高くなる国の通貨は高くなります。
しかし、今の金利差というものは既に為替レートに織り込まれています。
例えば、日本円とオーストラリアドル(豪ドル)の金利差は5%程度(長期金利ベース)ありますが、この差があるから今後豪ドルは高くなるだろう。
という予測は間違っています。
むしろ、日本は今後景気が回復し金利も上昇するだろう。
逆にオーストラリアはこれ以上金利は上がらないだろう。
という相場観があるのでしたら、日本円の買いということにつながるわけです。
政治の状況は為替レートに大きな変動をもたらします。
特に中国の人民元切り上げ問題などは政治的な側面も強く影響します。
他にも北朝鮮問題やイラク・イランなどは原油価格や国家的な戦争リスクなどにまで発展する可能性があるため、大きく影響します。